岩手県公会堂の概要と登録有形文化財
(画像左:建設当時の公会堂 画像右:現在の公会堂)
■岩手県公会堂建築概要
所在地:岩手県盛岡市内丸11-2
起工:大正14年 9月10日
竣工:昭和 2年 6月15日
敷地面積:4,088.36u
建築面積:1,593.38u
延床面積:3,589.25u
最高高さ:24.24m
構造:鉄筋コンクリート建スクラッチタイル張
総工費:438,000円(建設当時の金額:現在の価値に換算すると3〜5億円)
■登録有形文化財
平成8年10月1日に施行された文化財保護法の一部を改正する法律によって、保存及び活用についての措置が特に必要とされる文化財建造物を、文部科学大臣が文化財登録原簿に登録する「文化財登録制度」が導入されました。
この登録制度は、近年の国土開発や都市計画の進展、生活様式の変化等により、社会的評価を受けるまもなく消滅の危機に晒されている多種多様かつ大量の近代等の文化財建造物を後世に幅広く継承していくために作られたものです。これは届出制と指導・助言・勧告を基本とする緩やかな保護措置を講じる制度であり、従来の指定制度(重要なものを厳選し、許可制等の強い規制と手厚い保護を行うもの)を補完するものです。(※引用:文化庁HPより)
岩手県公会堂についても平成18年より登録有形文化財として認定されました。
名称:岩手県公会堂
ふりがな:いわてけんこうかいどう
員数:1棟
種別1:文化福祉
種別2:建築物
時代:昭和前
年代:昭和2
西暦:1927
構造及び形式等:鉄筋コンクリート造地上2階、
地下1階建、建築面積1,580u、塔屋付
登録番号:03-0061
登録回:52
登録年月日:2006.10.18(平成18.10.18)
登録基準1:国土の歴史的景観に寄与しているもの
所在都道府県:岩手県
所在地:岩手県盛岡市内丸11-2
解説文:
敷地中央にほぼ南面して建つ。間口44m、奥行48mの規模で、RC造2階建陸屋根とする。
玄関奥を階段室、その奥を中庭とし、後部に大ホールを置く。
中央に6層の塔屋を設け外壁をスクラッチタイル貼とし外部に柱形を現して垂直性を強調する。
※引用:文化庁 国指定文化財等データベース